風を切って走るバイク旅の途中に、はるばるオーストラリアから「森のコテージ気仙沼」を見つけて訪れてくださった、一人の女性のお客様がいました。
彼女はイラストレーターをされているそうで、なんと岩手県大槌町にある「風の電話」を題材にした、英語の絵本をご自身で作られたのだそうです。「風の電話」は、線のつながっていない電話。東日本大震災で大切な人を亡くされた方々が、心の中にいるあの人とそっと言葉を交わすための、とても静かで優しい場所です。
震災当時、彼女の娘さんが日本に住んでいたそうで、遠く離れたオーストラリアから毎日とても心配し、日本のことをたくさん調べたといいます。その当時の祈るような想いが、時を経て一冊の美しい絵本になりました。今回の日本旅の大きな目的は、その絵本を大槌町の風の電話へ届け、それを作られた方に直接手渡すことだったそうです。
後日、彼女のInstagramを覗いてみると、無事に大槌町へ到着して絵本を渡せた様子が写っていました。写真の中の晴れやかな笑顔を見て、私たちスタッフもまるで自分のことのようにホッと嬉しくなりました。
宮城のコテージを巡る旅の途中に、私たちの宿を選んでくれたのも何かの縁。当コテージは、最大14名様までの貸切利用も可能ですが、こうした一人旅の旅人さんも大歓迎です。全棟に自炊ができるキッチン付きでWi-Fiも完備しているので、まるで自分の家のようにリラックスして「非日常」の静けさを楽しんでいただけます。
彼女が描いた絵本は、さっそくAmazonで注文しました。届いたらコテージの共有スペースに大切に置かせていただきますね。気仙沼の自然に囲まれた静かな宿で、世界のどこかで誰かがこの土地に寄せてくれた優しい想いに、ぜひ触れてみてください。皆さんの旅にも、素敵な出会いがありますように。
